皆さん、おはようございます
いつも、ご覧頂いてありがとうございます^^
前回までの話
炭水化物の真実:ダイエットにおける重要性(第3話)←ココをクリック
この記事を読んで頂けると
より理解が深まると思いますので
宜しくお願い致します
それでは
レジスタントスターチの健康効果について
書いていきたいと思います
まず、覚えていただきたいのは
アンチエイジング、肌荒れの改善、うつや自閉症などの
メンタルトラブルの改善なども期待できることを
考慮して読んでいただきたいと思います
自分が体にいい食生活をしているかを確かめるために
最も手っ取り早い方法があるんです
それは毎日の便の状態をチェックすること
黄褐色でバナナ状の便が
力まずスルッと出るのが理想的です
その量が多ければ腸のぜん動運動が活発になっている証です
便秘になりやすい人は
便になる食物繊維が不足していたり
善玉菌の活動が弱い可能性があります
それは不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方の役割を果たす
レジスタントスターチを摂取すると改善が期待できます
便秘も同様、
下痢も腸内環境が乱れることによって発生します
大腸は食べ物の水分を吸収して便を作っていきますが
ぜん動運動が不調になっちゃうと
その調節がうまくいかなくなります
善玉菌が餌を食べて短鎖脂肪酸の量を増やすと
水分の吸収が正常化し下痢を緩和させることができます
腸内細菌のエサになるレジスタントスターチは
ここでも活躍するんです
免疫学的な研究で炭水化物(デンプン)の摂取量が減ると
大腸がんの発症頻度が上がるという報告もあります
厚生労働省の国民健康栄養調査によると
炭水化物の摂取量は
1955年には1日411gであったものが
2018年には251gまで低下しています
それと反比例するように
大腸がんにかかる人は急増しているんです
大阪大学などの共同研究チームは
大腸がんの発症に関する腸内細菌を特定しました
そして癌の発症から進行癌に至る過程で
腸内細菌が大きく関係していることが判明しました
それを受け大腸がんの予防法として
腸内フローラを
善玉菌優勢にすることが有効だろうとされています
レジスタントスターチには
この発がん性物質の生成を
抑える働きもあるということが分かったそうです
ラットに
食物線維を含まない餌、不溶性食物繊維入りの餌、
レジスタントスターチ入りの餌を与えて
盲腸の中に発がん性物質がたまるかを調べたところ
レジスタントスターチ入りの餌を食べたラットは
盲腸内に含まれる発がん性物質の濃度が
圧倒的に下がったんです
それはレジスタントスターチが
普通の不溶性食物繊維では不可能な
肛門手前の直腸まで
善玉菌を届けるという役割を果たすためです
レジスタントスターチを取ることは
大腸がんの中でも特に患者数が多い
直腸がんを予防するためにも効果的であると言います
そして大腸癌以外にも
潰瘍性大腸炎、クローン病など
腸の病気にも力を発揮します
人間と腸の長さが同じである豚の実験で
普通のトウモロコシのデンプンと
レジスタントスターチをたっぷり含んでいる
生のじゃがいもをそれぞれ14週間投与したところ
レジスタントスターチを与えた豚の方が
炎症性腸疾患の症状が
緩和されるということが分かっています
from Banana (フロムバナナ)300g レジスタントスターチ 難消化性でんぷん 水溶性食物繊維/不溶性食物繊維 両方の特徴を持つ食材
繰り返しますがレジスタントスターチは低GI食品です
GI値が低い炭水化物ほどゆっくり消化吸収されていくため
血糖値の上昇を抑えることができます
血糖値の上昇を抑えるということは
インスリンの分泌をする膵臓の負担を軽減するため
同じ炭水化物でもレジスタントスターチを多く含むものほど
糖尿病の予防に役立つんです
ラットに12週間にわたって
普通のデンプンが多い餌と
レジスタントスターチが多い餌を与えた実験によると
前者の場合は最終的に糖尿病を発症して
後者の場合は最後までインスリン分泌量は少ないままでした
ラットの12週間は人間でいう10年ほどの期間になりますから
レジスタントスターチにならば
長期にわたって食べ続けても
インスリンが正常に分泌され続けるということが
この実験から期待できるんです
糖尿病予防には炭水化物を控えるよりも
炭水化物をレジスタントスターチに変えると良いでしょう
他にもレジスタントスターチを摂取して
腸内環境が良くなることで
ミネラルなどの吸収率がアップ
アンチエイジング、肌荒れの改善、うつや自閉症などの
メンタルトラブルの改善なども期待できるんです
それでは内容をまとめておきます
ポイント1
レジスタントスターチを意識的に摂取することにより
腸のトラブルを改善したり大腸がんや糖尿病などの
生活習慣病を予防する効果が期待できる
ポイント2
レジスタントスターチ効果により
腸内環境が良くなることでミネラルなどの吸収率アップ
アンチエイジング、肌荒れの改善、うつや自閉症などの
メンタルトラブルの改善なども期待できる
次回は、深堀りしていきます。